オーナー様より「ガラスでマンションのシンボルを作って欲しい」とご依頼いただきました。オリンピックイヤーということもあり月桂樹の冠を付けた女神像をご提案させていただきました。マンションのシンボルになったと大変喜んでいただきました。
![](https://works.kagami-glass.com/wp-content/uploads/2021/06/h6-600x600.jpg)
オーナー様より「ガラスでマンションのシンボルを作って欲しい」とご依頼いただきました。オリンピックイヤーということもあり月桂樹の冠を付けた女神像をご提案させていただきました。マンションのシンボルになったと大変喜んでいただきました。
「キャスト」という技法
ガラス工芸と聞くと吹きガラスやステンドガラスを思い浮かべる方が多いと思います。今回は電気炉で焼成する「キルンキャスト」という技法をご紹介します。最初に粘土やワックスなどで原型を作ります。この時作った原型がそっくりガラスになります。
電気炉で焼成
次に熱に強い耐火石膏で型どりをし、石膏が乾いたら型の中の粘土やワックスを抜きとります。そこにに準備したガラスを詰めて電気炉で焼成します。詰めるガラスのサイズはパウダー状のものから大きな塊状のものまで様々です。その都度、見合ったガラスを使用します。
石膏の割り出し
電気炉の中でゆっくり温度を上げるとガラスが溶けて石膏型の隅々まで広がります。細かいテクスチャーまできれいに拾い、原型どおりのガラスが出来上がります。ゆっくりと時間をかけてガラスを冷まし、石膏型を割りガラスを取り出します。その後ガラスを磨き上げて完成となります。