以前、当工房で製作したザク表札をご覧いただき「赤ザクを作ってください」とのご依頼をいただきました。

じっくりとイメージをお聞きします
以前製作したザクは定番のグリーンでした。しかしお施主様のご希望は「ジョニー・ライデン仕様」。私には違いが分からず、ザクの画像を見ながらT様に熱く語っていただきました。「ジオン軍のマークとMS-06R−2を入れて欲しい」「ガラスはこっちの赤色がいいかな」と打合せをしながらどんどんイメージが固まって行きました。ご満足いただけるオンリーワン表札を作るため、お施主様のお話をじっくりとお聞きし、イメージの共有を大事にしながら打合せをしています。
デザイン画を起こしたら製作スタート
今回のザクはエッジの形状やラインが複雑で難易度の高いものでした。ガラスは紙に絵を描くようにはいきません。黒いラインはサンドブラストでガラスを深彫りし、黒エナメルを焼き付けています。複雑なエッジを削る際にガラスが欠けてしまいガックリすることもしばしば。テストや失敗をしながら様々な技術を組合せて形を作って行きます。製作中もお施主様とメールでやりとりをしながらご意見を伺い、そして出来上がったのがこだわりの詰まったジョニーライデン専用ザクです。
設置後の写真をいただきました
取り付けビスにもこだわりが光ります。表札にマッチするビスをご自分で探し出したそう。また、ステンレスの板を表札の背後に入れると光が反射して、いっそうガラスらしさが映えます。