お施主様より「某ホテルのロビーにあったこんなガラスを作って欲しい」と一枚の写真を渡されました。よく見ると、それはダル・ド・ヴェールのガラスでした。

お施主様より「某ホテルのロビーにあったこんなガラスを作って欲しい」と一枚の写真を渡されました。よく見ると、それはダル・ド・ヴェールのガラスでした。
ダル・ド・ヴェールとは
2〜3cm厚程の分厚いガラスをハンマーで叩き割り、一つ一つパーツを作る、とても手間暇かかる技法です。最終的に沢山のパーツをコンクリートや樹脂で固めて1枚のパネルに仕上げます。ガラスの表面をわざと欠くことによって光を拡散させたり、ガラス厚を変える事により、色の強弱をコントロールします。大胆かつ繊細で魅力的な技法でもあります。私はこれを創造的破壊と呼んでいます。
ダルガラスの力強さを生かして
ダルの魅力である「力強さ」を引き出すにはどんなデザインがいいのか。とても悩みました。熟考しデザインを4枚に絞り、お施主様に決めていただきました。「他の3枚はどこかで出会えるかもしれないけど、これはカガミさんにしか作れないだろうから。」と地層のデザインを採用していただきました。
はるかなる時の流れをイメージして
ゆっくりと積み重なった時の流れを表現したいと思いました。地層は何十億、何万年もの、はるかなる時の堆積だと思います。
上の横列は、例えば「ジュラ紀」「白亜紀」などのイメージで、所々に生き物の痕跡を丸や三角形で化石に見立てて配しました。
「ロゴマークをガラス表札にしたい!」との、オーダーをいただきました。ロゴの色味を忠実に再現したい、というご要望に応え、試行錯誤を重ねました。…
「トイレに窓がないので明り取りにガラスパネルを取り入れたい。」というきっかけでインターネットでお問い合わせいただきました。ガラス工房にてご家…